2022-01-26

ついに年間200億元超の販売額の商業施設があらわれる

聯商網の記事で、2021年の商業施設の売上高に関する記事がありました。売り場の選出基準としては百貨店、ショッピングモール、アウトレットの3種類で対象は29都市に所在する145の商業施設で、このうちショッピングモールが121、百貨店が160、アウトレットが8となっています。免税店は、卸売市場等の類は含まれておりません。また、この統計は完全完璧なものではなく売上高だけを集計できているところや、賃料も計上しているところも混じったりしていますので、あくまで参考ということでご理解いただければと思います。参考までに付け加えますと、海南島の三亜海棠湾免税城が300億元越え、CDF海口日月広場免税店が100億元越えとなってます。

2021年の販売額が前年比マイナスとなったのはわずか5.5%、要するに一部特殊要因やコロナ影響の状況があった場所を除き、ほぼ全て前年比増加したということが言えます。

そして目を引くのは200億元に達する商業施設がついに現れたことです。しかも北京SKP(240億元)、北京国貿商城(200億元)、南京徳基広場(200億元)の3つもです。2020年度の伊勢丹新宿本店の売上高が2740億円ですが、これら3つは伊勢丹新宿本店を上回る規模になったということです。ちょっと前までは中国のトップ商業施設の売上高は伊勢丹新宿本店の半分くらいだったイメージなのですが、いつのまにか大きく離されてしまっています。100億元を超える商業施設だけでも10もあります。

もっと細かく知りたい人、地域別に知りたい人はこちらをご覧ください。

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