2019-05-17

中国のシェア電気自動車は完全に破綻したのかな

 日本では中国のシェアサイクルビジネスが一時話題になり、その後いくつかのプレーヤーが破綻し、いまでは上海の街中で見かけるのはmobikeとハローくらいに収斂されているといえます。個人的にはofoの保証金は取り返せたものの、電動バイクの享骑出行からは回収できるという結果に終わってしまいました。そして、自転車以外の交通器具でもシェアリングが行われていたのですが、こちらはあまり話題にはならなかったようですね。電気自動車のシェアビジネスです。実は上海にも以前ありまして、興味をかなり注がれたのですが、保証金が結構な金額だったので断念した記憶があります。今ではもうすっかり見かけなくなったので、おそらくビジネスとしては破綻してしまったのでしょう。ここでは広州に存在していた幸福叮咚という電気自動車シェアについて紹介します。


 使用料は次のようになっています。時間貸しと1日あたりとで違います。

 まずは時間貸し。

 0.1-0.15元/分と0.8-1.6元/㌔です。3時間で50キロ走ったとすると43-77元、確かに安い。

 次に一日貸し。これも車種によって異なります。

 85-168元、めちゃめちゃ安い。

 こんな費用体系なので、興味を持ってしまうのですが、最初に保証金が必要になるのです。車両保証金として1000元、交通違反保証金として500元、合計1500元です。そしていま問題になっているのが、この保証金がいつまでたっても返ってこないのです。保証金返還申請をしていつまでたっても以下のような表示。

 これが全国津々浦々に存在するシェア電気自動車で発生しているようなのです。登録しなくてよかったー!

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