2020年中国商業施設売上高ランキング
聯商網と商業地産志(CRR)が共同で中国国内の114の商業施設の2020年の業績を発表しました。対象となる商業施設は全国20都市の114の商業施設で、内訳としては百貨店12施設、ショッピングモール93施設、アウトレット9施設となっています。
トップは北京SKP、1年間でのべ1500万人が来客し、売上高は177億元(約2890億円)で、コロナの影響何のその、前年比プラス15%でいつのまにか新宿伊勢丹を上回る売上高となりました。この売上高は施設当たり、面積当たりのいずれも世界一とのこと。ではまずトップ10を見ていきましょう。
繰り返しになりますが、トップは北京SKPの177億元(約2890億円)、第2位が南京徳基広場の150億元超(約2440億円超)、第2位の恒隆広場と第4位の国金中心IFCはともに上海にあり、100億元近くという数字。恒隆広場はそんなにhとが入っているイメージはないのだが、ブランド品ばかりで客単価が高いからここまでの売上高になっているのだろうか。

さて、日本のトップ10を見てみましょう。本来ならば百貨店、ショッピングセンター、アウトレット前部の数字が欲しいところですが、ここでは百貨店だけ見ていきますね。2020年のものが見つけられなかったので、2020年に発表された2019年の数字、コロナ前のものになりますがそれを見ていきましょう。
【2020年(2019年度) 全国百貨店 店舗別 売上高ランキング】
順位 店舗名 売上高 対前年比
1位 伊勢丹新宿本店 2,740億円(-5.1%)
2位 阪急うめだ本店 2,412億円(-3.8%)
3位 西武池袋本店 1,823億円(-0.9%)
4位 JR名古屋高島屋 1,653億円(+1.6%)
5位 高島屋大阪店 1,495億円(+1.6%)
6位 三越日本橋本店 1,330億円(-8.1%)
7位 高島屋日本橋店 1,307億円(+1.1%)
8位 高島屋横浜店 1,295億円(-2.3%)
9位 あべのハルカス近鉄本店 1,258億円(+1.0%)
10位 松坂屋名古屋店 1,163億円(-2.4%)
売上高を見る限り、トップ10の売上高規模は日中ほぼ同じくらいといえるでしょう。ただし、日本のこの数字はコロナ前、2020年に関してはこれより小さな数字になるのは間違いないでしょう。
最後に、中国の都市別の商業施設の売上高一覧です。コロナの影響をどれだけ受けているかと思いきや、前年比プラスになっているところが少なくないですね。




