2022-04-01

上海浦西エリアのロックダウンがスタート

日本でもニュースで話題になっている上海の都市封鎖。ちょっと前まで上海市の記者会見では上海は都市封鎖すしないしする必要もないと言っていましたが、そうこう言っているうちにどんどん封鎖対象が広がり、ついに実質的なロックダウン状態となってしまいました。では、現地の様子を紹介しますね。

私のいる浦西エリアは3月28日からスタートした浦東と入れ替わりで本日4月1日から都市封鎖がスタート。浦東はいちおうは今日には封鎖解除ということだったのですが、結局陽性者が見つかっただなんだでかなりのエリアで封鎖が延長となり、さすがにこれには恨み節がたくさん聞かれました。さて、私のほうは朝8時頃からPCR検査の呼び出し。 ロックダウン期間中は基本的には部屋からも出てはいけないといわれていますが、さすがにこの時ばかりは外に出られます。

棟ごとに呼び出され、おそらく私はほぼ第一陣として集められたのだと思います。検査棒は一つずつではなく、グループ一塊で入れられました。例えば10本分入れてまとめて検査して陰性であればこの10人は全員陰性、陽性反応が出ればこの10人のうちだれかが要請だということで、その10人に対して再検査を行うということになります。一斉大量検査なので、こうしたやり方も効率を考える上では有効的ですね。

つかの間の外の空気を味わった後は引き続き部屋にひきこもり。ちょいと外の景色を眺めたところ、人も車もまったくいない。

と思いきや、一人歩いていた。この人は外を歩いてもいいのでしょう。

基本的には部屋からも出てはいけないということなので今はなくなってしまってますが、ついこの間の小区エリア封鎖期間内には小区内に青空市場も見られました。

その後封鎖が迫ってくると、とにかく外に出かけられないので食糧確保に走らなければならず、大勢の市民が怒涛の買い物、そして棚は御覧の通り。

今日から始まるロックダウンに向けて、多くの人があたかも年末年越しのようなイベント感あふれる書き込みをSNSにあげていました。しかしながら、予定通り4日で終わればいいのですが、封鎖解除の基準がかなり厳しいため、延長しそうな気がしています。同じ棟から陽性者が出れば14日封鎖、小区内で陽性者が出れば7日封鎖7日自主健康管理、所属する街道・鎮の中で陽性者が出れば7日自主健康管理(小区から出てはいけない)、なので、相当大きなエリアで陽性者が出なくてはじめて自由の身になれます。

これ読むと、とても4月5日に完全に封鎖が解除されるとは思えません。こういうルールなので、今日には封鎖解除となっていた浦東も結局は多くの地域で封鎖解除されず、少なからずの恨み節が聞かれたわけです。未確認情報ではありますが、浦東では人口ベースでわずか1.8%しか封鎖解除されていないとのこと。私の知人の住むところにこんな貼り紙が。内容的には封鎖を延長する旨の内容です。

最後の一文には、「これはエイプリルフール冗談ではありません、みなさんハッピーエイプリルフール!」、なんともシュールな一言です。

いつまでこのやり方続けますかねえ。

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