2016-12-01
中国小売り上場企業の第3四半期業績
中国小売り上場企業の第3四半期業績について紹介します。カテゴリーによって傾向が違うことが見て取れると思います。
1.百貨店、ショッピングモール
売上、純利益ともマイナスとなっているところが目立ちます。一部プラスとなっている企業もいますが、母数が小さく、規模の大きいところの落ち込みが目立ちます。



2.スーパー
トップの高鑫(大潤発、オーシャン)は断トツの利益を計上しており、鈍いながらもプラスとなっていますが、全体的にマイナスが多いか。永輝超市は大きく伸ばしています。

3.アパレル。ジュエリー
プラス幅、マイナス幅ともに大きいのが目立つように思います。


4.家電小売り
ランク入りしている4社とも純利益がマイナスとなっていますが、特に蘇寧の純利益がとてつもなく大きく落ち込んでいます。業種的に今後もこのトレンドで推移していくのでしょうか。

5.薬局
いろんなカテゴリーで取り上げていますが、薬局のみが売上、利益ともすべての指標がプラスとなっています。

6.EC
アリババって利益は前年比マイナスなんですね。それでも他社と比べると断トルの利益額です。京東は少ないながらも利益を出せています。

全体的にみると、百貨店・ショッピングモール、家電量販は先行きがあまり明るいとは言えず、アパレルは横ばい、スーパーも決して良いとは言えない。このあたり日本と構図がよく似ているように思います。カテゴリーとして明るい指標が出ているのは薬局くらいですね。
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