2016-05-20

2015年中国主要百貨店、ショッピングモール売上高ランキング

 ここ最近ランキングモノがよく発表されています。今日は2015年の主な百貨店、ショッピングモールの売上高ランキングです。中国人消費者向け関連ビジネスを行っている人にとっては、このラングに入っている店舗に行くことによって何かしらの気づきが得られるのではないかと思います。

 さて、1位は毎年のことながら北京の元々は新光天地という名前だった北京SKPというところで、売上高は78億元(約1300億円)ですが、新宿伊勢丹の半分くらいですね。まあ、新宿伊勢丹の売り上げの中にも中国人観光客の分が含まれているのでしょうが。

 そして、上海を見ていきますと、7位に上海IFCが前年比+14.9%と好調、8位のヤオハンが前年比▲6.94%、14位の上海港匯が前年比▲7.7%、同じく14位で上海五角城万達広場が前年比+9.09%、26位の上海久光が前年比+3.13%、49位のラッフルズが前年比横ばいとなっています。お客さんのお話を聞いているとみんな口をそろえて「悪い」という一方で、個人消費は堅調と言われていましたが、これとて上海の状況を見ると決して良いとは言えない状況ではないかと思います。他の都市も同じですよね、前年比マイナスとなっているところが多いです。

 個人消費まで落ち込んでしまうと、さすがにちょっときついかと。日本での爆買いも一時の勢いがなくなってきていると聞きます。もう少し勢いが続くと思っていたのですが、さすがに為替がこれだけ元安になるとしょうがないですね。それでも日本商材は人気は今のところまだ健在で、中国向けに販売するために調達したがっている業者がまだまだいるという話も聞きます。今の為替水準だとまだ大丈夫なのでしょう。ということは、やっぱり1元=15-17円くらいが適正なのかな。

20160518173625_2031_lssize
関連記事