2020-08-03

2020中国ネット販売トップ100

中国連鎖経営協会とデロイトが共同して行った調査をもとに2020中国ネット販売トップ100が発表されました。1位は京東、2位は蘇寧易購、3位が唯品会となっており、そのあとに続くのが美的、匯通達、小米、国美、海尔智家、盒馬鮮生、宝洁(P&G)、これらがトップ10です。このランキングは2019年度のネット販売額をベースとしております。

しかしさすがにトップ100ともなると知らない会社もたくさんあります。また、第4位の美的なんかがそうですが、メーカーが単独でこれだけ売っているというのは凄いなあと思いますね。でもこれ、自社サイトじゃなくてECプラットフォームに出店して販売している金額も入っていやしないだろうか。注釈には第6位の小米の数字にはプラットフォームとインターネットサービスの収入は含まずとはなっているのですが。日系だとユニクロが17位、これはアパレルではトップですね。ナイキやアディダスよりも上ですもんねえ。あと気づいたのが、第52位の周生生というジュエリーショップ。こんな高額のものをネットで結構打っています。ジュエリーを現物も見ないで買うものなのだろうか。下見してから買っているのかなあ。

次にプラットフォームのランキングを見ていきましょう。

ECプラットフォームのトップ5(2019年度の財務報告書で発表されているB2CECプラットフォーム販売規模をもとにしたもの)はアリババ、京東、拼多多、蘇寧易購、唯品会となってます。GMV(販売規模)ベースで発表されています。プラットフォーム型になるとアリババが入ってきますね。まあ、そりゃそうだな。

今年はコロナの影響があって消費意欲が落ちているとは思うのですが、ネット販売自体が伸びているトレンドにあることと、外出しなくても購入できるというコロナ渦の中で最も感じられるメリットもあって、受ける痛みは少ないはず。商務部の発表によると、2020年上半期の全国ネット小売りは前年比プラス7.3%で、単月で見ると4か月連続でプラス、6月はなんと前年比プラス18.6%です。このうち、全国実物ネット小売りだけを取り出してみると、前年比14.3%と伸びは少なくありません。ユーザー数目前年比1億人増えているとのこと。ネット販売凄いな。

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