2023-06-25

東京のタクシーでの会話

日本では観光客が爆増中。コロナ前までは外国人観光客の多くを中国人観光客が占めていたが、今のところ中国人の団体旅行が解放されていません。普通に考えれば外国人観光客の戻りもその分鈍いと思うのですが、なんとたまたま乗ったタクシーの運転手、コロナ前の1.5倍くらい売り上げているそうな。中国人観光客以外は完全に戻ってきたということか。

中国人団体観光客がいまだ戻ってきていないのにどうしてそんなに売り上げが伸びるのだろうか。中国人以外の外国人観光客が増えている以外にもう一つ理由がるようです。その理由とは、コロナの間に東京に6万人いたタクシー運転手のうち1万人がやめたこと、そして、そのやめた人たちがおそらく既に他の仕事についており、タクシー運転手として戻ってくる動きになっていないこと。つまり、運転手間での競争が減少し、タクシーという商売がより売り手市場になったということのようです。運転手目線で見た場合は有難い状況にありますが、タクシー会社としてはやめてしまった運転手たちの分の車が遊んでいる状態にあり、運転手たちを集めてどんどん稼働させていきたい状況のようです。

売り上げが伸びることで収入はどの程度増えているのでしょうか。乗車したタクシーの運転手によると、今では20代後半のタクシー運転手で手取り50万円以上稼ぐ人もおり、年収1000万円プレーヤーもいるそうです。コロナ明けでまだ1年たってないので年収といっても年収換算なのでしょうが、だとすると単純計算するとなんと月収80万円以上にもなります。なんとも夢のある話ではありませんか。やめてしまった運転手たちはこの状況を知っているのか知らないのか。今ですらこんな状態なので、中国人団体観光客が戻ってくるとさらにタクシー運転手にとってはウハウハな状態が続きそう。もういい加減中国人団体観光客も解放してあげないとね、日本行きたくてうずうずしてる人いっぱいいるし。

コロナの間に失業して派遣社員やギグワーカーとして暮らす人も多く現れたと思うのですが、こんな状況なので、今この時点においてタクシー運転手になるというのも悪くない選択肢ではないでしょうか。

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