2017-06-30

中国宅配便満足度のトップ3は順豊、郵政EMS、中通

 最近日本では宅急便の人手不足が話題になっていますが、中国でもネット販売市場が急速に成長していることもあり、配送員不足が話題になったこともあります。ここでは宅配便に関するいろんな数値データを見ていきます。

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 左上は郵政業務に占める宅配便業務の比率です。年々増加しており、昨年は73.9%に達しています。個人的にも一般郵便はほとんど使わなくなってしまいました。

 右上ですが、宅配便の単価の推移です。ずっと下げ基調にあります。業務量の増大とともに効率化に伴う値下げ余力と競争の激化によるものと思います。

 左下は一日平均業務量と一日最高業務量です。昨年で言えば毎日平均で9000万件、最高で2.5億件もあるということですね。

 そして右下は2014-2016年の月別平均業務量です。11月は双十一があるので最も多いというのはわかります。2016年11月だとグラフを見る感じでは37億件くらいでしょうか。12月もそこそこありますね。

 宅配会社の満足度ランキングでは順豊、郵政EMS、中通がトップ3となっており、宅配便に関する全国ン満足ポイントは74.7点で前年比0.7ポイント増加しています。

 最後にクレーム率を見ていきましょう。クレームの多い順で如風達、国通、宅急送となっています。物がなくなってしまうというクレームが結構高い数値で出ていますが、個人的にもその経験はあります。クレームの少ないのは下にある蘇寧、京東です。京東からは購入したことがありますが、確かに悪くないですね。また、多くの企業でクレームもかなり減ってきていることが分かります。今の感じだと今後も業務量が増えつつ、各社のレベルも上がってクレーム率も下がっていくことでしょう。

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