2020-11-12
中国の新ホワイトカラーの生態について
2020年新ホワイトカラー消費行為研究報告なるものがiResearch社と広州発展銀行クレジットカード部門から発表されています。面白そうなので、その内容を紹介していきます。
このレポートにおいて、新ホワイトカラーの定義は次の通りです。
- 家庭年間収入10万元-50万元
- 仕事が安定している
- リスク抵抗力が強い
- 消費趨勢をけん引するような人たち
収入の幅がちょっと大きすぎるように思いますが、このように定義しているのでこのまま進めます。
サンプル条件は次の通りです。
- 一線都市月収:9000元超、新一線都市:7000元超、二線都市:6000元
- 勤続3年以上
これらの人の特徴として、
- 年齢は30歳近く、平均月収は11,656元
- 自宅保有率:79%
- 保有車の値段:15-30万元
- 45.2%の人が日常的に自ら運転
- 蓄財は安定志向:基金を減らし、定期預金へ。このほか、小銭を小銭専門運用及び銀行理財商品で運用
- 71%がクレジットカードを利用しており、女性はその比率がさらに高い
- 職種は情報技術と金融業が27%を占める。収入は安定。
- 収入のうち、マイカーローンと住宅ローンの返済額比率は月収に対して42%。日常消費で47%を消費。つまり残りの11%を貯金に回すことができる。
- ショッピング:48.1%の人が、ウインドウショッピングの傍ら購入する。突出した商品機能/性能が購入のポイント、推薦とSNS紹介が決めて。
消費趨勢として、
- 自分に合うと思えば買う、SNS紹介の影響されやすい
- 医美(医療美容)が若年化している。医美を行っている人のうち30%が男性で、毎月1000元以上消費しており、女性と同じレベル。
- 53%の男性が週末に家でご飯を作っており、女性の39.5%よりも比率が高い
次回は上記の内容をもう少し掘り下げた、新ホワイトカラーの人物像について紹介していきます。
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