2020-01-13

中国のスーパー銭湯といえば「大江戸」?

 こんな記事を見ました。

中国でも日本式温泉が楽しめる 東急不動産支援の中国温浴ブランド「さざなみ大江戸」

 上海につくられたスーパー銭湯「漣泉大江戸(さざなみ漣泉)」に関する記事です。2018年1月に1号店をオープンさせ、今では上海市、浙江省紹興市、江蘇省淮安市で5店舗を運営しているとのこと。大江戸と名の付くスーパー銭湯、そうです。3年くらい前に大江戸温泉のパクリが上海にできたという騒ぎがありましたよね。その時色々調べたことを思い出しました。これを書いたときは多くの知人から、「面白いやん、もっと調べて!」と言われたり、メディアの人からもいくつか問い合わせをいただきました。懐かしい。

大江戸温泉物語が上海にやって来た?

(続報1)大江戸温泉物語が上海にやって来た?

(続報2)大江戸温泉物語が上海にやって来た?

(続報3)大江戸温泉物語が上海にやって来た?

(続報4:なんと日本の社長と現地企業の董事長が同姓同名!)大江戸温泉物語が上海にやって来た?

(続報5:大江戸温泉の商標登録が!!!)大江戸温泉物語が上海にやって来た?

(続報6:上海の大江戸温泉物語の衛生許可が!!!)大江戸温泉物語が上海にやって来た?

 さて、今回もちょっくら調べてみるとするか。この記事によると、このスーパー銭湯を展開している会社は上海漣泉酒店管理有限公司、いつものごとく出資関係を調べてみました。個人出資と法人出資があり、法人出資はこれを見るとホテルチェーンの漢庭ですな。

 個人出資者を見ると、なんか見覚えのある名前が。柴国強、見たことある名前だなあと思い、大江戸温泉について書いた時の記事を見たところ、日本の大江戸温泉と業務提携契約を締結したという会社である上海江泉酒店管理有限公司の出資者にこの名前が出ていることを見つけました。元記事によると 「漣泉大江戸の董事長を務める柴国強氏は公費で日本に派遣され、その後米金融大手ゴールドマン・サックス日本法人で10数年勤務した経験を持つ。」とのこと。

 この出資関係は今でも変わっていません。つまり、この人は上海の大江戸温泉の出資者でもあり、今回の記事で紹介されている漣泉大江戸(さざなみ漣泉)の出資者でもあるということですね。近隣に所在していないとはいえ、同じ上海市内で同じ商売をしていて、合弁相手は何も言わないのだろうか。そこがちょっと不思議です。 漣泉大江戸(さざなみ漣泉) はまだ行ったことがないので、近々ちょっちょくら行ってくるとするか。

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