中国の景気の感じ方は人それぞれ

　ここ最近の日経新聞を読んでいると中国経済のことを結構ぼろんちょに書いているように思うのですが、上海で普通に生活している分にはあまりそのように感じません。ただし、お客さんの話を聞いてもあまり悪いと感じないという人もいれば、結構影響を受けているという人もおります。また、自動車の売上推移をみると確かに落ち込んでいますねえ。

　うちの台湾の親戚（いとこ）で面白い仕事をしているのがいます。保険の評価をするという仕事をしていて、例えばどこかの企業が工場を建てる場合に、その立地だとこれくらいのリスクがあるから保険料はこれぐらいが妥当というようなのをはじき出す仕事です。なんでも、これのアメリカの資格を持っているのが台湾にはかなり少ないようです。中国に進出している台湾企業や、保険会社と付き合いがあり、仕事柄中国にはしょっちゅう来ています。そのいとこが言うのは、こないだ北京に行ったところとあるレストランに行ったところ、いつも満席だったのに結構ガラガラ、また企業がコストをカットしようとする場面の良く見かけたということで、彼は中国経済がちょっとしんどそうというイメージを持っておりました。結局何に接しているかで感じ方も違ってくるので、まんべんなくウォッチする必要があるということですね。