2022-04-07

封鎖は続くよどこまでも! in 上海

はじめは4日と聞いていたロックダウンも、いまとなってはいつまで続くかわからないようになってしまいました。私は1日からでまだいいのですが、人によっては先月の10日あたりから封鎖されている人もいます。

連日のPCR検査。

PCR検査を行うということはその結果が出るまでその後の方針が決まらないということなので、検査を行うという時点で封鎖の解除はないということになります。下の画像はもう18回もPCR検査をしたのだが、陽性という結果が出るまで続けるのかなというものです。この気持ちわかります。

生きていくために必要な食糧ですが、最初言っていた4日くらいであればこの程度用意しておけばいいだろうと思っていたのもなくなりつつあります。ネットで購入できるとはいえ、配達員もかなり限られているためか、全ての注文を受けてもらうことができず、まさに争奪戦です。叮咚买菜という食料品購入サイトがあり、朝6時から注文受付を開始したものの、回線パンク状態でつながらず断念。

ある程度食糧を備蓄しておけば大丈夫と考えていたのが甘かった。ほかの人の話を聞いたり、自分の状況を振り返ると、食料以外にも問題は生じており、水、歯磨き粉やトイレットペーパー、ティッシュペーパーといった消耗品、赤ちゃんのいることであれば紙おむつ、常備薬、このあたりの入手が困難となっています。決してモノがないわけではないと思うのですが、ロックダウンなのでそもそも出かけられませんし、お店も開いてないですし、配達員もいないですし、とにかくモノが動かないのです。あちこちのサイトで購入してますが、全く届く気配なし。そのほかにも食料の手配もあれやこれや検索して購入できそうなところを探していますが、食料の減るスピードを押さえるために1日3食を1日2食にすべきかという考えすら出てきます。食料を購入したい人たちが集まったグループチャットにも参加してますが、米がなくなってきたので何とかしてくれ、注文したのにいつまでたっても来ないじゃないか、といったメッセージも散見されるようになりました。ひょっとして陽性診断されて隔離された方が食料の心配をしなくてもよくなるのか?と思ったりします。

こんな状況でみんなよく我慢してるなあと思うのですが、さすがに文句を言う人も出始めてきています。食料購入のグループチャットでも、住民同士のけんかが始まったりしています。

自粛と補償はセットなんて言い方が日本ではありましたが、こちらだとさしずめ封鎖と食料はセットだといったところでしょうか。

日本のニュースでもマンションに住む人が食料を何とかしろと文句を言い始める様子が紹介されてましたね。こういった情報以外にもこちらで集まってる情報を見ると、陽性者が出た家で飼われているペットの犬がその場で殺され、透析患者が透析のための外出を認められずそのまま亡くなってしまった文章を見かけたり、餌が町中に出回らないこともあってか、野良犬が野良猫を襲っていたり、救急車を呼んだのに出させてもらえなかったり(結局救急隊員が強引に連れ出した)する動画なんかも出回ってました。中国語で情報を取り始めるとかなりさらに悲惨な話も聞こえてきます。ガセネタもあるので、それが正しいかどうかわかりませんが、それらしいなと感じさせられます。ガセネタを拡散させると拘留される可能性もあるのでうかつには拡散できません。

中国のサイトでもオミクロンの重症化率や死亡率が低いという情報は出ています。2021年1月1日から11月30日までの感染者数11,753人に対して、死亡者数はわずか2人。2月から11月までの間の死亡者は0です。つまり死亡者数の大半は2020年で、感染初期の2020年は確かに大変でしたが、昨年あたりからは死なない感染症になったといえるでしょう。

今年3月18日の国家衛生健康委員会の発表によると、重症化率も0.1%に満たないそうです。本日の上海の記者会見で発表された数値は有症状322例、無症状19,660例です。つまり、有症状の比率がわずか1.6%です。重症化率が0.1%として、感染者全体の19,982例から計算すると20人にしかなりません。医学的に見てこれが大きな数値なのかどうかわかりませんが、素人目線ではそんなに大きな数値でないように思います。
 
感染してもほとんどが無症状、重症化することも、ましてや死んでしまうことも可能性としてかなり低い、このくらいの情報は中国国内の情報でも十分にあるのですが、それでもゼロコロナにこだわり続けているのが現状です。ウィズコロナに方針転換するためのなにかしらの理由を探していると信じたいものです。それと、ファイザーのワクチンも早く認可してもらいたいですね。それと、11日には封鎖解除という噂。自分の住むエリアに感染者がいないことが前提であるでしょうし、あくまで噂なのでですが、これは本当に実現してもらいたい!

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